2020年12月3日
【レンズ】アシストレンズは、スマホ時代の標準レンズかも。
先日アップした「プロショップが、遠近両用レンズをご説明」、もうご覧いただきましたか？
「いやいや、私、まだ老眼関係ないから」とおっしゃる若い皆さま、そう言っていられるのも今のうちですよ。ふっふっふっ…て、脅すのが本ブログの趣旨ではありません。失礼しました。
お詫びといってはなんですが、いわゆる遠近世代より前の方々に、便利なレンズをご紹介しようと思います。強引な始まり方だなぁ…。
【INDEX】
① 行動変容は、目のケアにもぜひ！
② 若いからこそ心配な、スマホ老眼。
③ アシストレンズを、おすすめします。
④ ポチッとするより、まずは相談かも。
早いものですね、あと少しすると新型コロナの騒ぎが始まって１年になります。この期間で、いろんなことが変わりました。たとえば外出自粛、リモート、テレワーク。いわゆる環境の変化ってヤツですね。もう一歩踏み込んで申し上げますと、スマホやPCを使う時間が増えたという方がすごく多い。これ、環境が変われば当然のことだと思います。じゃあ、新型コロナが過ぎ去ったら、行動のすべてが元通りになるかというと、スマホやPCを使う時間って、あまり縮まらない気がするんですよね。それは、以前より増えた目への負荷が今後も続くと言い換えていいかもしれません。なにしろ一般的に、スマホを見る距離って、本を読む時の距離より近いんですから。
そこで、いろんな行動変容があったように、目のケアに関しても行動変容があっていいんじゃない？ というのが、今回の記事の趣旨。
趣旨はわかったけど、目への負荷がどう増えたのか。そこんとこを知りたい。そう思いません？ では、ご説明します。スマホやPCを使う時間が増えると、ざっくり２つのことが懸念されます。
①ブルーライトの影響
②近くを見続けることでの目の疲れ
ブルーライトのことは、もういろんなところで言われているし、メガネのウインクのブログでも、以前にご説明してます。そこで、今回は、近くを見続けることで起こる目の疲れにスポットを当てることにいたします。
まずは、こちら。
私たちの目って、こんな感じになっています。
レンズに相当する水晶体があります。イラスト左は、遠くを見ている時のイメージ。そして右は、近くを見ている時。違い、分かります？ そう、水晶体の厚みが変わっているんです。水晶体の厚みを変えるのは、毛様体筋の役割。遠くを見る時は、毛様体筋はリラックス状態。近くを見る時は、ふんっ！ と毛様体筋が気張ってくれるんです。実際にはかけ声はありませんが…。
つまり、スマホやPC時間が増える＝毛様体筋のふんっ！ が増えるというわけで、それが目の疲れにつながるんです。疲れは必ずしも痛みとは限りません。たとえば、夕方になると小さな文字が見えにくくなる。これも多くの場合、目の疲れからくる調節力の衰えなんですね。
こうした状況がずっと続くと、いわゆるスマホ老眼になる可能性があります。
スマホ老眼はたとえば、
・スマホを見た後、遠くを見るとぼやける
・少し距離を離さないとスマホの文字が読みにくい
・夕方になると物が見にくい
・目の疲れがなかなか取れない
などの症状があります。
加齢による老眼は、個人差はあるけれど、40代で自覚症状が出るようになるのが一般的。一方、スマホ老眼は、年齢ほぼ関係なし。つまり20代でも30代でも、場合によっては10代でもスマホ老眼になる可能性があるんです。
念のため、もう少し詳しいセルフチェックリストを付けておきますね。
もしかして、自分、スマホ老眼？ そう感じた時、どうします？
スマホやPCの使用時間を減らす。これ、案外難しいんです。
で、目薬を使ってみるって対応策を取る方が多いようです。これ、悪いことじゃないと思います。でも、既に疲れている目を鎮めるために使うわけですよね？ 目を疲れにくくするっていう根本的な対策を、別に講じることをおすすめします。
そこで！ 次の章にGO!!
アシストレンズってヤツを使ってみてはいかがでしょう？
どんなレンズか、仕組みをご紹介しますね。
レンズ上方、遠方を見るための度数。下方には手元を「楽に」見るための度数。大切なのは「楽に」って部分。アシストレンズをおすすめいたい若い世代の方は、一般的にはまだ十分な調節力を持ってます。その調節力をフルに使わず、ちょっと手抜き…いや、楽させてあげる。そんなレンズなんです。
ちなみに遠近両用レンズの場合は、レンズ側方に歪みが生じてしまうゾーンができちゃうけど、アシストレンズの場合は、その心配もほとんどなし。いつものレンズと同じ感覚で使えて、しかも毛様体筋をはじめとする目に楽させてあげられちゃう。新型コロナ以降、スマホやPCは以前にも増して必需品になってますからね。もう、若い世代のすべての方に、アシストレンズをお試しいただきたいというのがホンネです。
というわけで、アシストレンズをご紹介いたしました。
まとめますね。
・スマホ生活が当たり前、しかも生活の変化で使う時間が長くなった
・近くを見続けると、毛様体筋が疲れちゃう
・それが重なると「スマホ老眼」になるかも
・スマホ老眼は、普通の老眼と違って年齢関係なし
・目薬でケアするのもいいけど、根本的な解決にはアシストレンズがおすすめ
・アシストレンズには、遠方を見る度数と、手元を楽に見る度数が入っている
・周辺の歪みはほとんどなく、普通の単焦点レンズみたいな快適さ
よし、ネットでポチっとしちゃおう！
あ、ちょっと待って。アシストレンズって、そのアシスト部分にいろんな度数が用意されてるんです。今現在の目の状況がどうなのか、スマホやPCの使用状況はどんな感じなのか。いろんなことをちゃんと勘案してベストなものを選ぶのが理想的というか、あなたのせっかくの決断をいちばん有効に活かす方法。
そんなわけですから、よろしければ、お店にご相談にいらっしゃいませんか？ メガネのウインクでは、いろんなレンズメーカーのアシストレンズをご用意しつつ、皆さんのご相談をいつでも受け付けております。どうぞ、いつでもお気軽に！
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