2020年10月25日

【用語】メガネパーツの名前、知ってますか? その④

不定期連載メガネパーツの用語集も、これで4回目。折り返し地点ってところです。
ええ〜っ、まだ続くの? の声が聞こえないうちに、始めます!
今回は、お鼻まわりの用語です。


鼻パッド

nosepads
これは皆さん、ご存じですね。鼻パッド、ノーズパッド、または略してパッド、和風に鼻当て。
細かいことをいっちゃうと、パッ「ド」が正解で、パッ「ト」じゃありません。

この鼻パッド、メガネの掛け心地や見え具合を左右する重要なパーツ。なにしろ、メガネが顔と接するのは、鼻と耳元だけですからね。
そんな重要パーツを、自社で作っているフレームメーカーは多くないという驚愕の事実も! あ、勘違いしないでくださいね。重要パーツだからこそ、自社で作らないんです。たとえば世界に誇るメガネの産地、福井には、ほぼ鼻パッド専業の工場がいくつもあるんです。日々、鼻パッドを作り続けていて、同時に、日夜、鼻パッドのことを考えているわけです。そうした縁の下の力持ちというか、鼻の上の力持ちというか、ともかくそんな工場のおかげで、鼻パッドは形状も素材も進化&深化し続けているんです。

と、わりと熱く語ってしまいましたが、鼻パッドは大きく分けて2タイプあります。プラスチックフレームでおなじみの、一見フレーム一体型みたいなタイプ、そしてメタルフレームでよく見かける、ニョロニョロの先にパッドが付いているタイプ、まず今回は、プラスチックフレームでおなじみのヤツについて、ご紹介します。さあ、次項へ↓


貼り蝶
hari

プラスチックフレームでよく見かける、フレーム一体型に見えるパッドのことを貼り蝶と呼びます。名前の由来は、実際に貼っているから。だから一体型に「見える」パッドとご紹介してきたわけでして…。
「えーっ、一体型じゃないの?」と驚く方、いらっしゃるかもしれません。いまどきの樹脂フレーム(詳しくはちょっと前になるけど、6月24日のブログ参照)は、本当の一体成形ってこともあるんだけど、アセテートやセルロイドのフレームの場合は、大抵、後から貼ってます。それを仕上げの段階で職人さんが、あたかも一体型のような滑らかさに仕上げていく。だから根元はフレーム色から立ち上がり、鼻に触れる側は透明で、見た目軽やか&スムーズで美しい仕上がりになる。この細やかさ、日本製フレームの誇りかもしれません。鼻元を支えるという目的や生産効率を超えた心意気が、良い日本製には込められている気がするんです。

熱く語り気味な、今回のブログ。最後に…「貼りは分かったけど、蝶は?」の疑問に答えておきますね。たぶんですが、見方によっては、一対の蝶の羽みたいに見えるからと推測しております。
以上、一体型っぽく見える鼻パッド=貼り蝶についての説明でした。
ニョロニョロの先にパッドが付いているタイプと、プロらしからぬ表現をしちゃったタイプについては、また次回。どうぞお楽しみに!

用語集04

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