2022年6月7日
発掘! 鯖江の幻ブランド「内藤熊八作」!!
本日は、メガネのウインク函南店で取り扱いが始まった「内藤熊八作」というブランドをご紹介します。
メガネのウインクYouTube公式チャンネルでは、動画で「内藤熊八作」をご紹介していますので、こちらもどうぞご覧ください!
鯖江とファクトリーブランド
皆さんご存知の通り福井県鯖江市は、メガネフレームの生産地…なんて生やさしいものではなく、なんと日本製フレームの90%以上が鯖江産なんです。しかも世界三大産地のひとつにも数えられているんですね。
【 メガネフレームの世界三大産地 】
ベッルーノ(イタリア):デザイン性
深圳(中国):規模と低価格
鯖江(日本):技術と品質
ちなみに海外ブランドでも、デリケートな作りのフレームは鯖江で作ることが多いんです。深圳のようにコスト面で魅力的な産地も存在するのに、あえて鯖江で作る。それは鯖江の品質やそれを支える職人さんたちの技術力が、世界で認められている証拠と言えるでしょう。
ただし鯖江産フレームの中にも、様々なレベルのものがあるというのが正直なところ。そんな中で、ほぼ間違いなくレベルが高いと思われるのが、いわゆるファクトリーブランド。製造工場が直でやってるブランドのことですね。なぜレベルが高いかと言いますと…。
【 ファクトリーブランドのレベルが高い理由 】
工場自体が商品企画から生産まで手掛けているから、自分たちの技量や強みを活かす商品企画が可能。
他から依頼を受けて製造する場合に比べるとコスト面の縛りがキツくない傾向がある。
その工場の技術力を示すいわば看板みたいな存在でもあるから、必然的にレベルが高くなる。
流通ルートが、生産工場=ブランドなので、中間コストを抑えやすい。
こうした理由があるから、ファクトリーブランドは高品質でお値打ち感があるフレームの宝庫になるわけなんです。
ただし鯖江のファクトリーブランドのすべてが知名度が高いわけじゃないんです。まあこれはメガネに限った話ではなく、ファクトリーブランド全般の傾向とも言えることですね。例えばファッションで言うと、ポロ・ラルフローレンの名は誰もが知っているでしょう。でもそのシャツを作っていた工場のファクトリーブランド=アイク・ベーハーの名は、一部の人しか知らなかったりするわけですから。
話が逸れちゃいましたけど、そんなわけで、鯖江のファクトリーブランドには、まだあまり知られていない良品が潜んでいる可能性が高いわけです。
発掘!幻のファクトリーブランド!!
「内藤熊八作」
そしてこのたびメガネのウインクは、鯖江の良質ファクトリーブランドを発掘しちゃいました! ブランド名は「内藤熊八作」。静岡県では、メガネのウインク函南店を含めて2店舗しか取り扱っていない、いわば幻のブランドなんです。
内藤熊八作は、内藤眼鏡が手がけるブランドです。内藤眼鏡は家族で営む小ぶりな工場。でも工場の大小と製品の良し悪しの間に相関関係はありませんからね。特に鯖江は小規模な工場が多いのが特徴で、そうした工場にたくさんの職人さん=その道のプロフェッショナルがいらっしゃって、結果として世界に認められる存在になっているんです。
さて、お待たせしました。「内藤熊八作」のフレームをご覧ください。
「内藤熊八作」のフレームの大きな特徴は、
伝統的な技術+クラシックなフォルム+今っぽい空気感+その先も見据えたさじ加減。
まず手にした時から満足感が始まって、実際に掛けると掛け心地の良さで満足感がさらに高まる。これ、鯖江で40年以上の歴史を持つ内藤眼鏡の技術力のなせる技と言えるでしょう。
掛けたなら、鏡でチェックしてみる。するとたぶん「見た目はクラシックだけど、古めかしくなくて、むしろ今っぽいかも」と気づくはず。しかも流行最先端をアピールする風ではなく、ほんのりと「今っぽさ」を感じるさじ加減。だから飽きることなく長く愛せそう。きっとそう思っていただけるはず。
そして、もうひとつ。わりと平面的と言われることが多い私たち日本人の顔に立体感やニュアンスをプラスしてくれる効果もある気がするんです。要するに長く愛せるデザインや作りの良さに、お顔を引き立てるエッセンスも盛り込んだフレーム、それが「内藤熊八作」。ちょっと気になっちゃった方、そして「本当?」と半信半疑な方、論より証拠です。まずはメガネのウインク函南店で試着することをおすすめします。
「内藤熊八作」こだわりのディテール
では、「内藤熊八作」の代表的なフレームを詳しく見ていきましょう。
まずは、こちら。
「内藤熊八作」のN-106は、クラウンパントと呼ばれているフォルム。「クラウン」は王冠、「パント」はフランス語でボストンシェイプ(下がやや幅狭なラウンド形状)のこと。つまり優しげなラウンド形状で上部が王冠のように尖っているデザインのこと。近年メガネ好きの皆さんに注目されているのが、このタイプです。
トレンド最前線のクラウンパントって、眉のラインの主張がかなり強いことが多いんです。それはそれで良いんだけど、掛けこなせる人は限られてきちゃいます。一方「内藤熊八作」のN-106はというと…やりすぎないクラウンパントなんです。これならば、普通のボストンシェイプだと思って手に取る方がいらっしゃっても不思議じゃないレベル。だから今っぽいのに、流行に左右されにくいんです。それでいていざ掛けてみると、うっすらとしたクラウンパンとでもちゃんと効果がありまして、眉のラインをキリッと引き締めてくれるんです。
そして「内藤熊八作」のN-106 C-2には、特徴がもうひとつ。それはカラー。ブラウンササという名前。茶系のササ柄(眼鏡業界では不規則なストライプ模様をササ柄と呼んでます)。フレーム単品で見ると、ストライプのコントラストが強くて「ちょっと派手かな…」という印象を持つかもしれません。でも実際に掛けてみると「あれ? 意外と収まりがいいかも」となるはず。その秘密は、クリア系生地にあります。実際に掛けると、肌の色がプラスされて、コントラストが弱まって見えるんです。透明部分が肌色になるのはもちろん、茶系の部分も肌色がプラスされて濃いめの表現になって…結果としては、かなり濃色のフレームに見える感じです。かといって透けない単色生地と違って微妙なニュアンスは生きたまま。ファッションで言う「透け感」「抜け感」があるフレームなんです。しかもベースは茶系だから、肌なじみ良し!
続いてご紹介するのはN-016Rというラウンドシェイプのフレーム。
まずはブリッジにご注目ください。「抜け感」がある形状。そこに細かな彫金模様があしらわれていて、ライトなイメージとお顔に立体感やニュアンスを加えてくれる効果の両方が期待できちゃう仕様。
ちなみに繊細な彫金模様はテンプルやリムにも施されていて、これ、「内藤熊八作」が得意とする技なんです。
このN-016R、お顔をすっきりした印象にしてくれるライトな仕上がりなのに、よく見るとリム部分の厚みはしっかりと確保してるんですね。だから度数が強い方でも安心して掛けられちゃう。そんな細やかな配慮が行き届いているのも嬉しい特徴です。
「内藤熊八作」ブランド名の由来は
鯖江の職人メガネって聞くと、骨太なセルフレームを想像するかもしれませんね。実際のところ、鯖江の職人フレームが多い気がするし、もちろんそういう骨太フレームも必要です。
でも「内藤熊八作」は、別のところを目指している気がします。それは、どなたでもどんなシチュエーションでも掛けられるフレーム。しかも掛けると「いい感じ度」がアップして、しかもその好印象が時代に流されることなく長続きする。力の抜け方が、ちょうどいいさじ加減なんです。
「内藤熊八作」のほど良い力の抜け方を象徴するエピソードが、もうひとつ。それはブランド名の由来。内藤熊八は、職人さんの名前じゃないんです。なんと、内藤家で飼っている愛犬の名前。一見ゴツい感じだけど、実は絶妙な「抜け感」。フレーム自体はもちろんのこと、ブランド名やコンセプトにもいい意味での「抜け感」が行き届いているブランド。それが「内藤熊八作」なんです。
静岡県での取り扱いは
当店含め2店舗のみ!
以上、「内藤熊八作」についてご説明しました。いかがです? なんだか気になるブランドでしょ? ご注意いただきたいのは、気になるブランドなのに、どこでも簡単に手に入るわけじゃないこと。静岡県での取り扱いは、メガネのウインク函南店を含めてもわずか2店舗のみ!
しかも職人さんが1本ずつ丁寧に作り上げるフレームですから、流通量もそれほど多いわけじゃありません。さらには海外での評価がとても高いブランドなので、生産数の多くが国外に出ていってしまうという事情もあったりして…だからあえて幻のブランドと表現させていただいてます。
そんな幻のブランド「内藤熊八作」を、メガネのウインク函南店で試してみませんか?
ご来店いただき「内藤熊八作」のフレームをお買い上げで、「動画見たよ」とおっしゃっていただいた方には、「えっ、いいの?」と驚くシークレットプレゼントもご用意しております!
メガネのウインク 函南店
田方郡函南町仁田74-1 ルピア函南1F(地図はこちら)
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